飲食店 工事 初めての出店でも大丈夫!?
飲食店 工事 には色々な項目・工程があります。
ほんの少しだけ、ここで簡単ではありますが説明させて頂きます。
これから飲食店を始めようとする方々に少しでもお力添えになればと思います!
では早速
~飲食店開業のための工事工程~
飲食店 工事
- 大工工事など(hard)
- システムなど(sistem)
- 金融関係(financing)
各種専門工事 ~hard~
各種専門工事を少しだけ細かく分けてみました。
大工さんがボード施工するなど大きく見れば「造作」となりますが、そこは大きく見て頂けると助かります!
設計
・建築設計 |
建築
・大工工事 |
内装
・ボード施工 |
外構
・看板サイン工事 |
電気
・電灯工事 |
空調
・給気工事 |
装飾
・家具 |
設備
・給水工事 |
厨房
・厨房機器 |
ガス工事
・都市ガス工事 |
その他
・コア明け |
設計
・建築設計
建築に携わるすべての設計をさします。
カウンターの位置、垂れ壁の寸法、客間の位置関係、トイレと客間との位置関係など、ほとんどの現場で必ずと言ってもよい必要不可欠な作業となります。
ここでズレが発生すると、後から入ってくる工事関係者に大きく影響が発生します。また工期も遅れるでしょう。
・厨房設計
各種機器を設置するために平面・立面から、いかに作業しやすい職場にするのか、非常に重要な部分となってきます。
また設備工事業者への的確な指示が必要です。
設備工事関係者への指示としては埋設施工と露出施工があります。厨房の動き回るところに配管がドーンと出ていたら困りますよね。ここにはしっかり予算を見ておきましょう。
・デザイン/空間設計
お店のイメージを最大限に出したいとなると、ここも外せない分野になってくるでしょう。
SNSでの発信や、お客様の撮影欲を満たすのは、今日の飲食業界において最も重要な「課題」と言っても過言ではないのかも知れません。
敷地次第ではキッズスペースや喫煙ルームなども視野に入れ、立地条件も含めユーザビリティを考えていかなければいけません。
建築
・大工工事
どんな店舗であれほとんどの工事で関わる大工工事。
スケルトン物件であれ居抜き物件であれ、大体のテナントでは大工さんと共に作業します。
また配線工事などの後始末としての化粧作業や、棚などを設置する場所を前もって補強しておくなど、お客様には見えない部分でも大工さんと協力し合って進めていく必要があります。
大工工事は大工さんだけでなく、建具屋さんタイル屋さん電気屋さん資材屋さん、多くの方々を巻き込んだ作業になります。無駄なくスマートに進めるためにも打ち合わせは綿密に行う必要があります。
・軽天工事
壁の中の柱や天井の下地などで利用するのが軽天作業になります。
軽くて強く、熱にも強く、施工スピードも速い。まさに飲食店には持って来いの下地屋さんと言っても良いでしょう。
ただし、他の職人さんにも言えますが、多忙でなかなか捕まえれません。「明日来てー」では、さすがに無理なことが多いでしょう。
前もって前もって段取りしておく必要があります。
・断熱工事
快適な空間にするために必要不可欠な工事になります。
新築なら絶対、居抜きであれば必要な箇所のみ施工または補強するなどあります。
最近では、プレハブを販売店や飲食店で利用するケースの断熱工事のお問い合わせが増えております。
また排熱・排煙処理であるダクト工事にも断熱工事を行います。※地域によっては不要な場合もあります。
・防水工事
厨房には欠かせない。また空中店舗(2F以上にあるテナント、または地下がある建造物)にももちろん必要です。
契約時に防水工事必須の場合もございます。それほど重要で、またちょっとした漏水でも近隣に迷惑をかけます。
しっかりとした計画と施工を心掛けます。
・建具
入口から裏口まで、一切の仕切りが無かったらどうでしょうか。
いつ泥棒が入っても分かりませんし、トイレは恥ずかしい事になりますし、見せたくない倉庫まで見えてしまっては、正直なところお客様満足度を上げる事は不可能でしょう。またホコリや虫などの衛生面から考えても必要な工事となります。
しかし入口などのドア一枚で、お客様を魅了する事も出来るでしょうし、木でしっかり作った棚などはまさに「魅せる」棚と言えるでしょう。
内装
・ボード施工
大工さんが行う事が多いボード施工。天井やカウンター側面、階段周りや倉庫など、様々な場所で必要な作業です。
もちろんこの作業の前に仕込み工事を各業者が行っておくことで、店舗全体が非常に綺麗な仕上がりになっていきます。
・クロス壁紙
デザインの打ち合わせ・内装の打ち合わせを経て、クロス屋さんに仕上げて頂く工事になります。
壁が木下地やボード下地丸出しではとても悲しい店舗になりがちです。
また壁紙を貼る前にも下地のパテ埋め作業など、なかなか体力面でもハードな仕事です。
今では安価な「DIY」で出来る壁紙なども販売されていますが、それとクロス屋さんを比べるのは失礼な話です。
お店をするならしっかり色や材質を決めて、職人に任せましょう。
・クッションフロア工事
こちらもクロス屋さんが行う事が多いです。逆に私はクッションフロア専門の方とご一緒に仕事した事がありません。
こちらも選ぶ柄でお店のイメージは全く変わります。こちらを決める際には必ず「汚れる」ことを想定して決めましょう。
・タイル工事
めっぽう減ってきているタイル工事。左官屋さんも減っては来ていますが、やはり需要が少なくなってきているように感じます。
玄関先、トイレ周り、装飾、ピザ窯などぐらいでしょうか。今では水廻りはステンレス貼り・キッチンパネルが主流です。
ただしオープンキッチンなどのお店でタイルを使わない手はないでしょう。清潔感・見た目など、こだわりを引き出すには持って来いの施工となります。
・塗装工事
こちらもほとんどの物件で関わります。
店舗内外問わず、塗装は有効な手段です。居抜き物件でも、塗装ひとつでイメージを一新することが出来るでしょう。
またベンチシートや壁などの色合いを統一する事で、お店のイメージカラーをお客様に印象付けることが出来ます。
外構
・看板サイン工事
お店のイメージを残す、写真をSNSでアップする、通り過ぎる方々へのアピール、駐車場までの案内、お店のメニューなど、看板は様々な方法で使われます。
大きいものから小さいものまで、どのようなタイプの看板でも弊社は施工しておりますが、平均すると1店舗あたりだいたい2~3個ほどの看板取付があります。
マグネットシート・インクジェットシート・複合板型・LED照明・鉄板やアルミやステンレス・カルプ文字など様々な施工例がありますが、今まで看板を付けなかった店舗は私の知る限りでは1店舗だけでした。
・足場工事
看板施工、外壁塗装、ダクト工事など様々な部分で足場は必要になってきます。もちろん屋外だけでなく屋内でもローリングタワーなどを設置しエアコン工事を行う事もございます。
シーリングファン、屋内塗装、照明工事など、活躍する場は多いです。
・駐車場整備工事
駅前などの集合テナントでは駐車場管理は必要ないかも知れませんが、最近では飲食店での「アルコール」提供率が低くなってきており、郊外でのテナントは駐車場必須と言えるでしょう。
また駐車場はお客様のためでなくオーナー様や従業員様のためにも必須の工事かも知れません。
職場環境の改善は、オーナー様の仕事と言えるでしょう。
・各種エクステリア
皆さんは何もない、何も手入れされていないところの写真を撮ったりするでしょうか、また興味が湧きますでしょうか。
せっかく食事に来たのに、お店の外観は砂利、建物にはただのアルミドアサッシ、では正直なところテンションは上げ辛いでしょう。
手入れされた花壇に植物、また駐車したい際に小さな木々が立ち並び車や車のナンバーが道路側から見えにくい配慮、ヒールの方でも歩きやすい石畳、車椅子の方々でもストレスフリーな入口までのスロープや扉であればいかがですか。
集客効果やリピート率の向上につながるのは間違いないでしょう。
電気
・電灯工事
飲食店をする上で、厨房内で最も多い箇所を施工する工事とも言えるでしょう。換気扇・照明・冷蔵庫やワインセラー・食洗機・レジスターなど機器を動かすために必要なコンセントなどを作るため、店舗内まで引き込まれている幹線や分電盤から各場所に配線を配って行きます。
もしトイレにしかコンセントが無ければ、掃除機をかけるのも延長コードが必要になりますし、そうなった場合トイレのドアを閉める事が出来ません。
事前に様々な箇所に配線を配っておかないと、壁紙工事まで終わってから配線を増やすとなると、とても大変な作業になります。
・動力工事
厨房機器や大型のエアコンなどには動力の電力を使います。特に飲食店では電灯契約(通常の100Vで使う電力)だけでなく、動力の契約も行うことが多いです。
そこまで大きいテナントで無ければ使用しないかも知れませんが、15名ほど入れるお店以上であれば、大体エアコンや食洗器などで使用することが多いでしょう。
最近ではスチームコンベクションが厨房の主流機器になってきており、動力開線が非常に多いです。
食器洗浄機とスチコンによる人件費の削減は、今の飲食業界のオーナー様にはありがたいタッグと言えるでしょう。
ご興味がございます方は「文句も言わず働き続けるスチームコンベクション」特設ページより是非ご確認下さい。
・照明工事
お店のデザインが良かったり、高価な壁紙であったり、おしゃれなカウンターであっても、明かりが無かったり明るすぎたりするとお店のイメージは変わってしまうでしょう。
またシェフの方々が精一杯愛情を込めた調理を行い提供したとしても、お客様の頭の後ろから照明が差し込めばどうでしょうか。調理は陰で暗くなってしまい、写真を撮ってもうまく撮れませんし、食欲も減ってしまうかも知れませんね。
照明計画は非常に難しい作業のひとつと言えるでしょう。オーナー様の店内のイメージと施工側とのすり合わせは必須の工程です。
空調
・給気工事
皆さん外食をなさった際に、飲食店の扉が異常に重かったり、バタンッと閉まったりするお店に行かれたことは無いでしょうか。
もともとの仕様がそのような扉はないと思います。ではなにが原因かと言いますと、こちらの給気工事になります。
お客様も従業員の方も、快適に過ごして頂くために給気工事は「最も重要な必須工事」と言えます。
飲食店での厨房換気工事で、フード取付・ダクト工事はよく頂戴致します。しかしながら、外に吐き出すことばかり言われますが、中に入ってくる給気が無ければどんなによい換気扇であっても、その効果は半減してしまいます。
空気の入替がスムーズでなければエアコンなども無駄に動かなくてはなりません。また給気がおいついておらず、入口の扉が開かないなんて現象もよく起きます。
給気工事は最も頭において店舗設計をしていきます。
・排気工事
厨房内の熱機器の上にはフードと呼ばれるボックスを見かける事があると思います。フードからダクトなどを経て外部へ放出されます。
ご家庭でも同じ仕組みになっており、湯気や油煙を外部へ放出しています。換気扇を回さなければ調理の臭いや湿気で部屋中がムワッとされたこと皆さん経験あるかと思います。
厨房は広いと言えど、使っておられる機器は業務用になりますので、はるかにパワーがあります。
その大きな油煙や熱気を外部に運び出す機器の選定や、風の流れを計算することが給排気工事と言います。
分離発注なさる現場も多いですが、給気と排気は出来るだけ1社に任せるのが良いでしょう。
・エアコン工事
客席側・厨房側、共に非常に多くいただく工事の一つです。こちらも快適さを求めるために給気排気工事と共に考えていくのが良いでしょう。
飲食店は家庭用とは違いますので、値段だけで決めてしまうのは後々のトラブルに繋がります。しっかりとした選定をお任せ下さい。
・ダクト工事
必須設備の一つです。火器を扱う以上、フード・ダクト工事は必須です。
油煙や熱気を吸い出し快適な環境を作り出す必要があります。
また屋根裏への熱伝導を防ぐために断熱工事や、外部へクリーンな排気を行うための排煙処理工事などもあります。
・グリースフィルター
通常「厨房排気工事」を行った際には、スタンダードなグリースフィルターしかございません。
他にも排煙処理の機器設置や、油煙処理に特化した多重構造のフィルターなどがあります。
特に飲食店街などではどうしても排煙問題が多くなりますので、その時はご相談下さい。
・排煙処理設備
油と煙を処理する機器をダクト間に設置します。近隣との油煙トラブルの際には設置した方がいいでしょう。
また近隣に公共施設・複合施設・マンション・一軒家などが密集しているエリア・指定文化財地域などは特に必要とされます。
装飾
・家具
テーブル・ソファ・椅子・棚など、飲食店でなくてならないものですね。またカウンターも家具のひとつとして考えてお店の装飾をしていきます。
ちょっとしたサイズミスやカラーミスで、お店の雰囲気は大きく変わりますので、家具選びはオーナー様やデザイナーのセンスにかかってきます。
また家具は業務用を買いましょう。ホームセンターで買われる方がおられますが、本当によく壊れます。
家で使用する家具への負荷と、飲食店で利用する家具への負荷では、全く違います。と言いますか比べる事ではないと思いますが、耐久性など考慮してしっかりしたものを提案させていただきたいと思います。
・空間装飾
空間をいかにより良い空間に変えるか、デザイナーが介入しない場合は非常に難しい問題です。
わざと物を置いたり置かなかったり、がちゃがちゃしているのに綺麗に整っていたりと、センスものを言う仕事と言えるでしょう。
・ブラインド
設計・空間装飾・衝立など、お客様同士の目線の設定も非常に大事です。
特に目線の高さと方向は重要視し、「食べやすい」「話やすい」空間を提供し、必要なところにはブラインドやガラス窓には装飾シートなど、様々な方法で演出します。
設備
・給水工事
どの飲食店でも必須ですね。洗い物・調理・掃除、複数の場所で欠かせない工事です。
現在水を使った機械も沢山あり、スチコンやボイラー、浄水器や水冷式冷蔵機器などがあります。
中には動物性油を使わない飲食店では洗い物は「水」のみで行われるなど、色々な場所で活躍中です。
・排水工事
こちらも飲食店では必須工事で、また飲食店に限らず様々な店で必要になってきます。
排水工事は設備工事の中ではもっとも重要な部分です。居抜きテナントなどを契約なさる場合は「十二分」に下見しておいた方がよろしいでしょう。
配管が詰まるなどの場合は「洗管屋」さんを手配する事になります。
弊社では洗管機器にカメラが搭載されたものでの作業を段取りさせて頂いておりますが、高額ではありますが非常に綺麗にしていただけます。
長年お店を続けている場合は、特に定期的な洗浄をお勧め致します。
・汚水/雨水工事
汚水も雨水も計画的な量は流れません。いつトイレ使うかも、いつ雨が降るかも分かりません。
しっかりと計画的に設定し施工する必要があります。
特に汚水に関しましては詰まりますとオーバーフローし、床下が悲惨な事になったり、雨水は普段使わないこともあって配管が詰まっていたりすると、駐車場の水はけが遅くなり泥だらけになるなど、不安要素の大きい仕事と言えるかも知れません。
・グリーストラップ
飲食店ではグリーストラップまたはグリストラップの設置を義務付けられているのか?と、よく聞かれます。
そもそもグリーストラップは比重を利用したゴミ油などと水を分別する装置ですが、日本の法律ではグリーストラップの設置義務はありません。しかし下水道法で「下水を基準値よりも汚してはいけない」と言う事が決まっているため、グリーストラップの設置が必要となってくるわけです。
更にグリーストラップ内の油やゴミや汚泥はすべて産業廃棄物扱いとなり「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に従い処分する必要があります。
産廃廃棄物の不法投棄は1,000万円以下の罰金もしくは5年以下の懲役が科せられます。
・側溝工事
側溝とは厨房の通路などの真ん中にある溝の事です。もちろん他にも道路などにも使用される言葉ですが、ここでは厨房の事を指します。
基本的には側溝を設ける場合、厨房内の床を「濡らす」ことが考えられる場合に水はけを考えて作ります。
だいたいの飲食店はドライキッチンでお考えになった方が、厨房内の菌の抑制にもなりますし、防水工事なども含め工事予算が抑えやすいと言えます。
厨房はいかに掃除しやすいか、汚さないで良い動線で動けるか、が重要になってくるかと思います。
・衛生器具工事
トイレ・化粧室・手洗い場などの工事を含みます。
トイレ1つとっても、お店の雰囲気が決まると言えます。
最近多いのが節水タイプです。何かとエコだエコだと売いだされてはいますが、汚水の配管長が長いのにも関わらずエコタイプを入れる方がおられます。結局配管内で詰ってしまい、夜中に洗管屋を呼ばないといけなくなり無駄な出費になられたお客様もおられます。
しっかりとした機器の打ち合わせを行い、メリットデメリットをしっかりとふまえておきましょう。
厨房
・機器搬入
厨房機器、重たいです。また大きくて硬くて、搬入時に足を挟んだ日には涙します。
またガスや電気といったエネルギーを利用し、熱や冷気を生み出し、また真空にするなどの機械もございます。
動線を考え、調理機器を並べ、レベル調整などをしっかり行っていないと、機器だけでなく調理人様の最高のパフォーマンスを引き出す事は出来ません。
また機器だけで言いますと、焼き台やスチコンなど、レベルがずれているだけで焼き面が均等ではなくなったりします。
厨房技術者には、重量物を運べるパワーとレベル調整や見落としそうなほど小さいネジなどを扱える繊細さが求められます。
・試運転調整
設置後必ず試運転を行います。
中古品購入には付いていないサービスですが、試運転は非常に大事な作業となります。
いわゆる厨房屋さんのお見積りに「搬入据付」はあっても「試運転調整費」が入っていない場合は注意しましょう。
試運転をしておいてもらう!のは非常に大事な事です。機器は同じでも使用する場所が変われば、環境が変われば、同じ結果になるとは言えないからです。
実際使いだすころに何かあっては、何もかも後にずれこみお手上げ状態になるでしょう。
・食品衛生設備
トイレの使い捨てハンドペーパータオルや、アルコール除菌、ノロ対策、次亜水生成装置、弱酸性生成装置など、食品の安全性が求められる昨今、使用する機械も増えています。
何か起こしてしまった際に「知りませんでした」「めんどくさかったので」などではお客様に納得はしていただけないでしょう。
実際に今は飲食店が加入する保険もありますので、そういった設備投資への予算も考えておかねばならないと言えます。
ノロウィルスやインフルエンザなどウィルスによる感染だけでなく、「目に見えない」だけに対策しておかなければならない重要課題です。
ガス工事
・都市ガス工事
・プロパン工事
ガス工事は飲食店には必須と言えます。
IHだけで機器が足りた場合でも、給湯器などでガスを使ったりすることも多く、完全オール電化のお店は少ないでしょう。
住宅兼店舗を新築工事させて頂いたお客様などでも、一部のみガス機器をご利用頂いております。
また高火力が必要な中華店などでは、やはりガス機器が多いです。
大型テナントや複合施設などに参入する場合はIH設備が基本となってきます。フード工事など含め消火設備工事もまとめてご相談下さい。
各種システム工事 ~sistem~
各種システム工事も見ていきましょう。
申請
・保健所 |
ネットワーク
・電話回線 |
広告
・ホームページ |
レジ
・レジスター |
保険
・火災保険 |
その他
・経営コンサル |
申請
・保健所
飲食店を始めるのに、「食品営業許可」が必要で、各営業所には食品衛生責任者の設置が必要です。
HACCP(厚生労働省WEBページはこちら)含め飲食店の営業許可を取っていくにはある程度の知識を要するようになっていきます。
食品営業許可申請はこちらから詳しく確認することが出来ます。
姫路市/加古川市/神戸市
・消防
建物全体の消防検査や、厨房内の消火設備の設計・申請・施工など、非常に手間と労力を使う作業になります。
各管轄エリアの消防局での申請になります。時間を要しますのでお早めにお問い合わせ下さい。
姫路市
・出前/持ち帰り/複合型店舗
テナントの中で複数の販売計画を練る事が出来ます。お持ち帰りなんて特にどの飲食店でもやっていますね。食品営業許可証の範囲内での販売であれば申請は必要ありません。
しかしながら全てがそう言う訳ではありません。出前・持ち帰りと居酒屋、喫茶店と製菓もしたい、などお客様によってご要望は様々です。
原材料にもよりますし、もちろん設備も必要になります。周りから聞いたから大丈夫!なんてことは一切ありません。
厨房計画などはしっかりと保健所にてチェックしてもらう必要があります。
ネットワーク
・電話回線/FAX回線
お客様からのご予約や確認の電話、業者間とのやり取りなど、様々な場面で活躍します。
スマートフォンが普及したことによって、日常的な使い方はしなくなってきましたが、今でも多くのお店で利用されています。
・インターネット回線
飲食店だけでなく世界中でなくてはならない、非常に便利で必要不可欠なツール。しかしテナント契約時にはほぼ無いため、回線工事が必要です。
申請してから1ヵ月~2か月かかる場合もあり、早めのお申し込みは必須となります。
・有線
有線ネットワークも飲食店では必要な設備と言えます。
無音・無映像のお店は現在少ないのではないでしょうか。必ず何かしらの音楽を耳にしますね。
・映像
最近ではプロジェクターを利用したスポーツ観戦だけでなく、プロジェクションマッピングなどでのイベントもありますね。
また2020年には東京オリンピックもありますので、プロジェクターやモニター需要は更に増えるでしょう。
広告
・ホームページ
どんな企業でも今はホームページと言う窓口を設けています。飲食店でも同じことが言えると思います。
グルメ集計サイトなどでは無償でしてくれるところもありますが、結局は他社のサイトの一部として掲載されるということになります。
独自ドメインやレンタルサーバを借りてホームページを作ることが実際の「ホームページを持つ」こと、になります。
・デザイン
名刺・チラシ・看板・店頭幕・店舗内・店舗外観、色々なところでデザインは活かされています。
SNS利用者や写真愛好家などに満足して頂けるような「グッ」と引き付けるインパクトを求めていきましょう。
飲食店のお客様は「レビュー」という広告塔でもありますので、せっかくご来店いただいたお客様にはしっかり宣伝して頂きましょう。
・広告媒体
名刺・チラシ・新聞・WEB・ラジオなど様々です。
現在はHot Pepperや食べログなどが多いでしょう。
・求人
現在飲食店様での従業員確保は一昔前よりも断然難しい問題となってきました。
昔のように求人雑誌を見なくなりましたし、やはり昔から払拭出来ていない長期拘束のブラックなイメージが大きな要因かも知れません。
最近では「従業員不足のため本日臨時休業にします」と書かれた貼り紙なども珍しくありません。
レジ
・レジスター
レジにも色々あります。手動、タッチパネル、セルフレジなどございますが、こちら問い合わせが多かったのはやはり消費税変更の際、軽減税率などによるシステム変更などです。
POSシステム連動型のレジスターは、システム会社の普及や、軽減税率導入により現在は機器生産の方が追い付いていない状態です。
お申込みなどはお早めに進めておくのが良いでしょう。
・受注システム
タッチパネルなどの受注システム。
今までは発券機にお金を入れて、券と交換で商品を手に入れられたかと思うのですが、現在では発注ボタンを押せばリアルタイムに厨房へ、プリントアウトや掲示で受注する「人手を減らす」方法が多くなってきております。
また事前にアプリで注文しておくことで、お持ち帰りなどがスムーズに処理出来ます。
・経理管理
最近ではレジスター(タッチパネル式)のものをそのまま経理・在庫管理に利用するものが主流になってきております。
各メーカーが出しておりますPOSシステム。全てが飲食店に向いているとは言えませんが、まだまだ伸びしろのある業界でもあり、需要はこれからも増えていくかと思います。
飲食店様からは「何がふさわしいのか」を見るためには、営業される形態を明確にし、狙っている客層などもご自身で理解しておく必要があります。
一度導入すると切り替えが難しいシステムかと思いますので、お早めに選定を始めておく必要があります。
保険
・火災保険
・借家人賠償責任保険
・生産物賠償責任保険
・労働保険
飲食店はお客様と直接対話する機会の多い職業と言えます。更には食品と言う責任の大きい商材を扱い、常にリスクと隣り合わせです。
そんなリスクを減らすことが出来るのが各種保険と言えます。
各種保険に関してはご愛用の保険屋さんをご利用下さい。
・各種保守契約
厨房機器では保守契約と言うものもございます。
またPOSシステムなどではシステム利用料と同じく機器の保守契約もあるでしょう。
月々の保険料金をかけることで、機器トラブル発生の際に負担額を減らそうというものになります。
その他
・有線(音楽)
飲食店などで多く聞かれるのは「音楽を自分の機械を使って流せばいんじゃない?」「自分が聞くためです。」などで、有線契約を行わないことがあります。
音楽には著作権というものがありますので、取り扱いには十分にお気を付け下さい。
店舗向け音楽配信サービスQ&Aはこちら
詳しくは指定サービス提供業者にお問い合わせ下さい。
・映像
映像には各種著作権で守られている物が大半になります。また無断でDVDなどを流すことも上映権の侵害となります。
著作権侵害というのは、著作権に該当している映画や音楽、写真などの著作物を、許可を取らずに無断で使用したり複製したときに罰せられる法律です。
どうしてもDVDでの映画や音楽を流したい場合は「業務用DVD」の利用を考えましょう。
業務用DVDというのは上映したい映画や音楽の著作権を持つ会社の許諾を得ているもので、店舗などで問題なく流すことができます。
また店舗にてパブリックビューイングをおこないたい場合、確実なのは放映権を所有している会社になりますので、窓口へ問合せしてみることが大切です。
収容人数によってライセンス料金は変動しますのでご注意下さい。
・経営コンサル
・FCコンサル
各種コンサルに関してはここでは深く述べる事はありませんが、主にコンサルタントで多いのが飲食店経験者がコンサルとして提案・企画などを行う分野です。
全くの未経験者が行っているコンサルティングは逆に少ない業界とも言えます。
資金調達 ~financing~
資金調達・金融に関する情報も見ていきましょう。
銀行
・設備工事の融資 |
日本政策金融公庫
・新規開業資金 |
ローン・リース
・設備ローン |
銀行
・設備工事の融資
・運転資金の融資
融資の際に一番身近な貸付業としては銀行が一番近いかも知れません。
昔からお世話になっている銀行など融通が利く一方、新規創業の場合は提出書類が多かったり審査が厳しいことがあります。
日本政策金融公庫
・新規開業資金
新規開業と言えば「創業支援」詳しくはこちらからご確認下さい。
新規事業立ち上げに伴い、日本政策金融公庫との間に立って先導してくれるのが商工会議所です。
日本商工会議所 / 姫路商工会議所
・再挑戦支援資金
再チャレンジ支援融資を通じて、廃業歴等のある方で創業に再チャレンジされる方への制度になります。
ローン・リース
・設備ローン
・機器リース
各種金融機関には「今現金を使いたくない」方々のためにローンであったりリースと言う契約もございます。
例えば弊社では厨房機器を取り扱っておりますので、業務用機器ともなれば1台買い替えるとなりましてもそれなりに作業費なり含めて大きくなってきます。
そこでその場の出費を抑え、お金のサイクルを止めない為にローンやリースを利用することがあります。
最近では厨房一式リースの御見積や、設備工事ローンをご利用になられた方々もおられます。
飲食店に関わる工事は非常に多いと言えます。
少しでも良いお店、少しでも良い環境、そして利益が残せるお店作りを心掛け、皆様のお店作りに関わっていけましたら幸いです。
これから飲食店を始める方々、施工管理されている方々、大工さん、どのような方々からの相談でも喜んでお応えさせて頂きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こちらの記事は随時更新中です。